ズボンに開いた穴をガムテープで補強して履き続ける20歳上の先輩や、どこに売ってるのか全く分からないペヤングのサンダルを履くあの親方は、絶対ファッション誌には載らないだろうけど、自由で気取らない自然体な感性は、職人をカッコいいと思う理由のひとつ。
もちろんそれだけが正解だと言うつもりはなく、最近はスキニーを選ぶ人も増えているように、トレンドも+aで取り込んで楽しむのが良さそうだ。
ファッションにおいて大切なことは、街の職人が教えてくれる。
Photograph Ryo Sato text Ryota Tamanoi